悪の華道を行きましょう
最近読んだ漫画で面白かった1冊を紹介します。
それが『悪の華道を行きましょう』と言う少女漫画です。
悪役令嬢ものが好きな皆さん、新たな傑作に出会う準備はできていますか?今回ご紹介する『悪の華道を行きましょう』は、やましろ梅太先生によって描かれた、悪役令嬢をテーマにした作品です。
悪役令嬢×中年おっさんラブ!?作品のあらすじ
主人公・セレスティーヌは、婚約者であった王子の策略により醜い宰相との政略結婚を仕組まれる。その結婚式の最中に前世の記憶が蘇り、自分が実は乙女ゲームの悪役令嬢に似た存在であることに気づきます。
しかし、その政略結婚の相手の宰相にセレスティーヌは本気の恋をして行きます。自身の運命に抗い、「悪役令嬢」としての立場を利用して強かに生き抜く決意を固めたセレスティーヌとそれを支える悪の宰相の物語です。
物語の面白さを支えるキャラクターたち
セレスティーヌの婚約者である宰相は国でもトップクラスの権力者で悪の雰囲気を出していますが結果としてその仕事ぶりは有能です。
ぽっちゃりで悪人顔の宰相ですが憎めないキャラクターでセレスを愛するが故の行動やリアクションがかなりツボにきます。
また宰相には前妻との間に似ても似つかないイケメンの息子がいます。最初は継母のセレスティーヌに不信感を抱いていましたが、気づけばセレスティーヌに心を惹かれていることに気づいていくのですがドロドロした展開になることはなく宰相との軽い嫉妬心溢れる和やかな絡み方も読んでて面白いです。
セレスティーヌがいく「悪の華道」
セレスティーヌは前世の知識も使いながら時には悪にも捉えられかねない行動で問題ごとを解決していきます。その間に見せるぽっちゃり宰相とのイチャイチャも本気なのでそこも面白いですね。
時に見せる冷徹な笑顔と宰相に見せるほんわかな笑顔とのギャップは最高ですね!!
まとめ
『悪の華道を行きましょう』は、乙女ゲームの悪役令嬢になり、悪の宰相と結婚するというスタートからバッドエンドなストーリーのように見えますが、結婚とはその人の価値観であると言うことを改めて教えてくれます。
相手が醜い宰相でもセレスティーヌにとっては愛らしい最高の伴侶で2人の本気の愛が感じられる内容になっており、幸せな生活を守ためなら悪の道をも突き進む覚悟が感じられる作品となっています。